「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。
本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。
今から30年以上も前の1984年出版の本ですが、全く色褪せていません。
知的生産のバイブル的な1冊と言えます。
本書は、情報をインプットしアウトプットする方法、いわゆる「知的生産」の方法が書かれています。
ただ、本書の冒頭で知的生産の方法に「一般論はない」と明言します。
あとがきの中では、自分で自分の方法論を見つけるしかない、と言っています。
よって、本書はあくまで著者自身が見つけた方法論であり、万人にあてはまるかどうかはわからないということです。
とは言っても、私は大いに参考になりました。
とくに次の言葉は、アウトプットする上での本質に目を向けさせてくれます。
文章を要約すれば文体は消えるが情報は残る。
もちろん、自分で自分の方法論を見つけなければいけないわけですが、本書にはそのヒントがたくさん詰まっていると言えます。
なかでも、私が取り入れたいと思った内容を簡単にまとめてみると次のとおりです。少しでも気になる内容があれば、本書を読んでみることをオススメします。
- 無意識層の巨大な潜在力を信じ、それを活用する意識をもつ
- 良質なインプットを大量に行う
- 文章はスッキリするまで何度も手直しする(主語を入れ替える、動詞的表現と名詞的表現、単文と複文、修飾語など)
- 目的のないスクラップはやめ、手間と時間対効果を考える
- 良質なアウトプットには具体性と抽象性を何度も往復させる
- インプットに際し入門書は傾向の違うものを複数選ぶ
- 考える素材を頭の中に詰め込んだら発酵、すなわち考えが熟して人に伝えるべきことが出てくることを待つ
- 材料メモはキーワードで1枚にまとめる(材料のカタログのようなものでありキーワードから想起できることが大切)
- 文体は衣装にすぎず、要約すれば文体は消えるが情報(意味)は消えないという意識を持つ
この記事は以上です。
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