楽しめる本

分かるという奥深い感覚を体験できる新感覚な本『新しい分かり方』(佐藤 雅彦)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

新しい「分かる」という感覚を体験したい。

この言葉を聞いて、少しでも興味を覚えたら、ぜひ、手にとっていただきたい本です。

ページを1枚めくると「ビーカーに入った卵」の写真。もう1枚をめくると、今度は「かなづちと釘」の写真。さらにめくると、石と釘、次はバナナと釘。

頭の中にクエスチョンマークが浮かびながら、自ずといろいろ考えをめぐらせることになります。

数枚の写真のページが終わると、解説の文章、さらには解説も含めた考察的エッセイがあります。

私は、解説を読み「そうそう、そうやって考えちゃってた」と、少し苦笑い。そして、不思議な楽しさを感じました。

「分かる」という感覚や、「伝える」ということの幅広さを、本の中で体験をしながら感じたのです。

これは、これまでの読書で味わったことのない独特で楽しい味わいです。

著者がいう「新しい読書環境の提供」というのはうなずけます。

それから最後にもう一つ。

前述した一見不思議な写真がたくさんでてきます。私は、これを小学生の子どもと一緒に見ました。私が解説をかいつまんで読むと、笑顔になっていました。子どもなりの何か新たな発見があったようです。

一人で読んでも楽しい気持ちになりますが、子どもと一緒に見ると、さらに楽しい気分になる不思議な本です。

また、少し高尚な言い方をすると、本というメディアの既存の枠にとらわれない可能性を見た気がしました。

ぜひ、『<新しい分かり方』を読んでみてください。

この記事は以上です。

小田やかた
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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。