役に立つ本

意識的にセレンディピティを求める行動を!『仮想空間シフト』(尾原 和啓、山口 周)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援に関わった経験や『モチベーション革命』などの著書のある尾原氏と、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』や『武器になる哲学』などの著書のある山口氏の対談本。

仮想空間へシフトしていく世の中だからこそ、山口氏が言うように、いつもと違う道で帰ってみる、とか、いつもと違う店に入ってみるとか、いわゆる「セレンディピティ」は大切にしたい。

さらに、仮想空間へシフトするまでもなく、「ターゲティング広告」が当たり前になっている今、見たいものしか目に入らない世の中が加速していくようで、多様性の感性が損なわれていくのではないか、という危惧を持ちます。

また、本書の中で小児科医の 熊谷晋一郎氏の言葉として紹介されていた「自立とは依存先を増やすことである」というの言葉は深い。だから、山口氏が言う、「複数の収入源を持つことも、複数のアイデンティティを持つことも、何かひとつのものに依存せず自立した自分を作るために重要」ということにもつながります。

最後に本書にあった「打席に立ってみたら、この外角低めのスライダーだけはみんな空振りしているのに、自分は簡単に打てちゃう」という、なぜか自分が得意なものを少しでも多く探して、それを深めたいと思いました。そのためには何でもやってみる、という姿勢が大事です。

(KindleUnlimitedで読了)

この記事は以上です。

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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。