著者の「考える術」が、体系的にというより、エッセイ的にまとまっている感じの本だ。
この手のアイデア出しの本は、たくさん読んできたが、それらの本とは何かが違う。
よい意味で、理論的な感じがしない。
理屈っぽくないのだ。
数々のアイデアを出してきた実践者である著者の体験から抽出した生のノウハウという感じがする。
だから体系的で理論的な感じがしない。
読後は、ノウハウを学んだというよりも、アイデアを出すことの楽しさを教えてもらった気がした。
というのは、著者は、アイデアの実践の可否やアイデアの意味の有無など考えずに、とにかく自由奔放に自アイデアを出し続けている、という姿勢を感じるのだ。
著者は言う。
本来、考えるという行為に合理的な道筋などない と考えている。 いろんなアプローチやきっかけがあればあるほど、そこから分岐して多様なアイディアにたどりつくことができる。
とかく方法論を学ぶと合理的に考えたくなるが、さまざまなアプローチの引き出しを増やすことを目指したい。
参考に、本書から学んだアイデアを出すためのアプローチをメモしておく。詳しくは本書を読んでほしい。
●アイデアを出すためのアプローチ
- 言葉を組み合わせてから発想する(名詞だけでなく形容詞も)
- 逆を考える
- 関連する名詞やテーマから「ダジャレ」を考えてみる
- 物事の主語を変える
- 日常の小さなストレスの解決を考える(ちょっとした違和感)
- シチュエーションで考える(例:通勤、朝)
- 困ったや不便が含まれたツイートを検索する
- 失敗から考える(どうしたら失敗しなかったのか、いかに失敗をフォローするか)
- 目に映るものからいろいろなことを考える癖をつける
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