役に立つ本

モヤモヤを因果関係マップでスッキリと整理!『深く、速く、考える。』(稲垣 公夫)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

目の前のものごとがボンヤリしていてスッキリしない。

何が問題で、どうし解決したらいいのか。

私には、仕事でもプライベートでもよくあることです。

そんなとき、本書のタイトル『深く、速く、考える』、すなわち「深速思考」の肝である「因果関係マップ」が使える、と思いました。

因果関係マップとは、ものごとの因果関係を1枚の紙に図解することで全体像を深く速く理解する。

これだけを聞くと、正直、よく見聞きする話かもしれません。

ただ、因果関係マップを作る上での2つのアプローチは興味深いものでした。

1つは、大きく異なる状況の間の類似性を見抜く「アナロジー思考」。もう1つは、ものごとの背後にある深い構造を見える化する「抽象化思考」。

詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、対象のものごとから遠い分野のものごとの構造を理解し、そこから類似性のある構造を読み取るのです。

この2つの力によりものごとの本質を理解し全体像を表現するのが「因果関係マップ」です。

では、ものごとの本質を理解する、とはどういうことか。

〝理解する〟とは、新しいことがらを、自分がすでに知っていることがらと結びつけることなのです。

すでに知っていることを結びつけることで理解を深めていく。

となれば、知っていることが多ければ、多くのことと結びつけられるので「深い理解」になりますし、逆に知っていることが少なければ結びつけられることが少なくなるので「浅い理解」になります。

よって、当然、多くのことを知っていた方が理解は深まるのですが、この「結びつける」という意識が重要だと思いました。結びつけるには、「因果関係マップ」が役に立ちます。

対象のものごとが漠然としていて、理解がしづらい場合は、「因果関係マップ」を作ってみるとスッキリと全体像が整理でき理解が深まります。そして、何か困っていることがあれば、そこから解決の糸口が見えてくることもあるのです。

この記事は以上です。

小田やかた
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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。