役に立つ本

爆笑と苦笑をしながら心理学を学べる『困ったココロ』(さくら 剛)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

笑いながら心理学の基礎を学べる稀有な本、それが本書『困ったココロ』です。

といっても爆笑だけでなく、正直、苦笑もありましたが…それは本書を読んでお楽しみいただくとして、ここでは、本書を読んで考えたことを書きます。

心理学は教養としてというより、人生に活かすために学びたい、本書を読んで改めて思いました。

特にすっぱいブドウの寓話の「合理化」を見て余計にそう思います。

自分の思い通りにいかないキツネが「どうせあんなものたいしたことないさ」と決めつけて心のバランスを取ろうとする行為を心理学では「合理化」と呼びますが、こういったことは日常生活でけっこうあります。

そんなときは、人はこうやって心のバランスをとろうとする、という心の特性を知っていれば、前向きな方向で合理化を図ろうとすることができるかもしれません。

本書は、毎節、「ひきこもりから脱却し充実人生を目指すために私(著者)が考えることは…」というまとめがありますが、まさに、こうして心理学を自分の人生の充実のために活かす視点で心理学を学びたいものです。

著者は充実人生を目指すためにこう考えたが、自分はこう考えた。

そんな視点で本書を読むと人生にプラスになるかもしれません。

ちなみに私が本書で一番示唆を得たのは「確証バイアス」です。

人は、自分の意見の正しさを証明する情報ばかり集め、反対の考え方や情報は無視する傾向があるという確証バイアスを知った上で日々の情報に向き合おうと思いました。

他にもたくさん人生に役立つ心理学の内容が満載の本でした。

この記事は以上です。

小田やかた
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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。