楽しめる本

親なら一度は考えるべきテーマ『望み』(雫井 脩介)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

もしあなたが親であるならば、一度は真剣に考えてみた方がいい。

それが本書のテーマです。

自分の子どもが人を殺したかもしれない。逆に殺されたかもしれない。

前者であれば息子は加害者。後者であれば被害者。

子どもに生きてほしいと願えば、加害者の親として社会的制裁を受けなければいけない。

自分の子どもが人を殺すなんてあり得ないと子どもを信じることは被害者、つまり子どもが死亡していることになる。

子どもが加害者だったとしたら、家族の日常生活は成り立たくなる。マスコミや周りの目は想像を絶する制裁を与えてくる。一方、被害者であれば、子どもの死を受け入れなければいけない。

どちらを本当に願うか。

こんな葛藤は、日頃の生活では起こり得ません。

でも、親として、この究極な選択を考えることには何かしらの意義がある。

本書を読んでいるとそう思えてきます。

同じ親として胸が張り裂けるシーンだらけです。

だからこそ小説の世界に入り込み同じ親の立場として考えれる。

最後、事件が解明されたときは、自然と涙がこぼれました。

親であれば、一度は、読んでほしい。

(Audibleで読了)

この記事は以上です。

小田やかた
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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。