役に立つ本

行動の技術として知的生産術を学べる『外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」』(山口 周)

「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。

本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。

本書でいう「知的生産」とは、本書の中では厳密な定義はされていませんが、仕事で何かを調べ上げ、アウトプットとして何かを提出する。そんなイメージを抱きました。

ですので、当然、「仕事」を対象とした内容なのですが、私は、仕事ではなく、趣味としての知的生産、具体的にはブログやKDP出版に何か役立てないかという想いで読みました。

まず、驚いたのが、情報収集はずっと後回しでいいという点。

これは意外でした。

ある程度の何かをアウトプットするなら、最初は、情報収集、と思っていたからです。

では、情報収集の前にすべきは何かというと「戦略の策定」です。

受け手の持っている情報といかに差別化を図るか。

受け手が何をどこまで知っているかを把握した上で付加価値を考え出す、ということです。

ここは大事だと思いながらも、実際は、あまり意識できていなかったので、かなり参考になりました。

他にも、付加価値は、深さと広さの視点で考える。

情報収集は闇雲にするのではなく、問いを設定して、それに答るために必要な情報収集をする。

情報を組み合わせて示唆や洞察を引き出す。

など、すごく実践的な内容が満載です。

本書は、

知的生産性というのは「思考の技術」そのものよりも、「情報をどう集めるか」とか「集めた情報をどう処理するか」といった「行動の技術」、いわゆる「心得」 によってこそ大きく左右される

というように、知的生産を行うにあたり、具体的にどう動けばいいのか、それがわかる心得がいっぱい詰まった濃い内容となっています。

この記事は以上です。

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小田やかた
二人の子どもを持つ共働きサラリーマンパパ。本ブログは、1記事1分で読めるよう、とにかく簡潔に、オススメポイントや印象に残った本の内容などを書いています。読書は "楽しむもの" がモットーです。