「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。
本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。
著者の『魔法のコンパス』が思った以上によかったので本書も手に取りました。
『魔法のコンパス』と同様、改めて著者の常識にとらわれないアイデアと行動力には舌を巻きます。見習いたい部分もたくさんありました。
特に広告。とりわけ本をいかに売るか、というのは、KDPを出版している自分としてはいろいろ考えさせられました。
中でも、次の3つの言葉は胸に刺さりました。
「良い作品を作れば勝手に売れる」という幻想は今すぐ捨てた方がいい。
お客さんの手に届くまでの導線作りも、作品制作の1つだ。
売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ。
また、「売るためのしかけ」が、余すことなく紹介されています。実践例を簡単にまとめると次の4つです。それにしても、ここまで紹介してくれる姿勢に好感が持てました。
- 作り手(=消費者)を増やす
- 体験×おみやげ
- クチコミをデザインする(広告させる)
- 本を買うキッカケをデザインする
最後に、最も印象に残った言葉。
踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。
とにかく必要な情報は何かを見極め、それを集め、それを元にロジカルに考える。それができるかどうかが、一歩踏み出せるのかどうかに関わっているのであり、勇気という感情的な部分は関係ない、ということですね。そもそも、必要な情報を持つことが勇気にもつながる、と言えるでしょう。
そうそう、本書を読んでから、俄然、『えんとつ町のプペル』が気になりましたので、子どもと読もうと思っています。
この記事は以上です。
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