役に立つ本

メモへの姿勢が変わる『メモの魔力』

本書の肝は「ファクト→抽象化→転用」というメモのスキームです。思考スキームとも言えるでしょう。

とかく知的生産のメモは、気づきや発見をメモしようと意気込むあまり、大してメモできないことがあります。私がそうです。

このスキームは、まずは、とにかく琴線に触れたこと(事実)を単にメモしようとするものです。気づきでもなければ、発見でなくてもいい。もう少しハードルを下げ、気になったこと、目を引いたこと、思考が向いたことなど、とにかく自分の琴線に触れたこと、そのものを単純にメモすればよい、というものです。(と、私は解釈しました)

それから抽象化と転用を考えるのです。

これはメモのハードルを下げます。気づきや発見があったらメモをしようという姿勢よりも、もっとメモをする心理的ハードルは下がります。

さらにメモを見返す動機も生まれます。単に事実をメモした内容から「抽象化」と「転用」を考えるのです。ただ、本書のいう「課題の明確化」をしておかないと、そのモチベーションは下がってしまうので、まずは、自分が抱えている課題をクリアにしておいた方がよいでしょう。

蛇足ですが、本書を初めて見たとき、その書名に興味をそそられたのですが、メモに関する本は散々読んできたので、もうやめておこうと思い、買わないと決めていました。今まで読んできたメモに関する本と大して変わらないだろうと。

それが、新聞の広告を見て、やはり買おうと決心しました。

広告は、本書のキーフレーズが並べられただけのよくある広告です。でも、それらの内容が、これまで読んできたメモの本との違いを感じさせ、違った切り口でメモを捉えられると思ったので、読んでみることにしました。

結果、読んでみたら大満足。

本書に習えば、

ファクトは、「メモに関する本は散々読んできているので読むのをためらったが読んでみたら大変よかった」です。

抽象化は、「物事はやってみないと、試してみないとわからない。やる前の憶測だけで判断しては大切なことを逃してしまうこともある」です。

そして、転用は、「とにかく気になったことはできる限りやってみる」

となりました。

私にとって、「ファクト→抽象化→転用」というメモスキームは、メモのハードルを下げ、メモへの姿勢を変えてくれるものでした。メモへの積極性が出ます。

また、最後の著者の独白は、本書への並々ならぬ覚悟が感じられるもので、より本書のメッセージが心に響くものとして後押ししました。

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