本書は、『銀の匙』を読むことを通じて、齋藤孝氏が文学の味わい方を中学生に講義した内容です。
「自分の頭の中で起こる想像の世界にこそ価値がある」という考えのもとに、私たちは文学を読むのです。
という齋藤孝氏の説明を聞くと、小説などの文学作品はじっくり読みながら、自分の頭の中に自分なりの世界観を作って味わうべきものだ、と思わされます。
文学を読む楽しみは、作者の体験に寄り添い、作品の世界へゆっくりと深く入り込み、その世界を共有することにあります。さらに、そこに自分自身を関わらせて味わって読むことにあります。その本を読んだ人の数だけ、読書体験があるのです。
味わいながらも自分自身を関わらせることが自分だけの読書体験になる、ということですね。
小説を読むときは、じっくりと読みながら、自分自身の経験や体験を思い起こし関わらせながら、自分だけの世界観を持って楽しみたいと思いました。
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