「読書の目的は "楽しむもの" であり、自己の成長は二の次」が モットーの 小田やかたです。
本ブログは、読後、すぐに頭に浮かんだ偽りない感想を素直に綴っています。1分で読める分量なので、気軽に読んでいただき、ぜひ、選書の参考にしてください。今回読んだ本はこちら。
「孔子的自己チュー」。
そう聞いてどんなイメージが湧きますか。
正反対の言葉がくっついた、という印象を抱きませんか。
この言葉は私のオリジナルですが、でも、あながち間違っていないんです。
孔子は「恕(じょ)」すなわち思いやりを大切にしましたが、それは決して他人に対してだけではありません。
弟子の子路から君子とはどういう人物ですかと問われた会話の中に「自己の修養に励み、周囲の人を安らかにする人」と応えています。
本書ではそれを次のように解説しています。
まず自分が充実していれば、周囲との関係もよくなり、ひいては人間社会全体もよくなる。要するに、何をおいても、まずは「自分をきちんとする」のが最優先ということです。言ってみれば、これは、「孔子的〝自己中心〟のすすめ」です。」
ちょっと意外な感じがしませんか。
孔子と自己中心って。
そう思うのは、論語の「儒教的解釈」に縛られているからだと思います。
本書では、孔子の言ったことといわゆる「儒教的解釈」は違うと言っています。
孔子は何を言ったか。儒教的なお堅い解釈は横に置いておき、純粋に孔子は何を言ったか、それを本書で知ることができます。
この記事は以上です。
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